怪談のテープ起こし 三津田信三 著
少しずつ時間をかけて読んでいたものを、2月1日にやっと読了した。
普段なら一気に読破してしまうのだが、思ってたより時間がかかった気がする。
別に読みにくいわけではなくて、不可思議な現象をより理解しようと何度も行ったり来たりして読んでいたからかも。
Twitterでオススメ?されていたのが気になってネットで探してポチッとして、届いていたのにすっかり読むのを後回しにしてしまっていた。
読み始め、序章から面白い。
この人の作品は初見ですが、どうやら作家本人の体験談という事で話が進んでいくのか、ご自身の語りで進んでいくのがなかなか個人的には新鮮だった。
ホラーだしミステリで体験談、でも読み進めるだに到底体験談とは思えないほど恐ろしい。
これは……本当に体験談なのか、それとも体験談というスタイルをとったフィクションなのか。
ドキュメンタリー風のモキュメンタリーっていうのがあるけど、これもそうなのだろうか。
むしろそうであってほしいほど禍々しいやら恐ろしいやら。
こういう話しは大好きなので時間を掛けつつも気持ち良く読破。
作家の別作品も読みたいと思わせてくれる良作でした。